I.D.F.

Independent Disciple fellowship

聖書を読む際に

肉体の健康また維持存続のために、食事をするのと同様に、魂のために聖書の御言葉を読解する。これはキリスト信仰の源泉である。

@マタイ4:4  @使徒 17:11  @ローマ 15:4  @Ⅰコリント15:2 @ヘブル4:12

 

旧約時代と新約時代を理解する

十字架死と復活により、旧約(旧契約)の時代は終わり、新契約(キリスト契約)の時代となる。

福音書新約聖書に分類されるが、イエスの「神の国運動」は、旧約時代の出来事。

シナイ契約(条件付き契約)のもとにあるイスラエル民族を対象としたものである。

 

*神の八つの契約   ⑴エデン契約 創世記1:28 他

           ⑵アダム契約 創世記3:14-19

                                        ⑶ノア契約 創世記9:1-17

           ⑷アブラハム契約 創世記12:1-3 他

           ⑸モーセ契約(シナイ契約) 出エジ19:3-8

           ⑹イスラエル契約(ネボ契約) 申命記30:1-10

           ⑺ダビデ契約 Ⅱサム7:11b-17 他

           ⑻キリスト契約(新約) へブル8:6-13

*キリスト契約の対象は、本来はイスラエル民族(エレミヤ31:31-34)であり、異邦人は「接ぎ木」されて(ローマ11:17)、このキリスト契約にあずかる。

*シナイ契約の「律法」は、現代のキリスト者への直接の命令ではない。

旧約聖書は、シナイ契約も含め、キリスト者にとって有益な教えとなる。

 

  • 文脈を理解する(前後関係・対象・時代・文化)

使徒 16:3  @Ⅰテモテ2:15  @Ⅰテサ5:26  

  • 言葉の特定の意味を理解する

「罪」

的外れ。規格外。単数形大文字は「原罪」、小文字は「的外れ」、複数形は「罪過」。

「古い人」

アダムにあるいのちで生きていた「私」の事。すでにイエスの十字架に包括されて死んでいる。@ローマ6:6

「肉」    

古い自己にあって生きていた、古い人の生存方法、パターン。@ローマ 8:13

「死」

死亡の他、「機能不全」「無活動」「不機能」という意味で使われる。@ローマ 7:4  

「信仰」

日本語の「信じて仰ぐ」は、人の礼拝行為。

聖書の「信仰」は、霊における「信覚」「直覚」「霊感」といえる。

魂においては「事実認定」または「是認」。

例:信号機「青」の法則、預金通帳の残高への安心

 

  • 邦訳聖書を読むときに注意すること

単数形と複数形の無分別

@Ⅰヨハネ1:8-9(TEV)

If we say that we have no「sin」, we deceive ourselves, and there is no truth in us.

But if we confess our 「sins」 to God, he will keep his promise and do what is right: he will forgive us our sins and purify us from all our wrongdoing.

 

用語の混同

@マタイ5:3(TEV)                    

"Happy are those who know they are 「spiritually」 poor; /

the Kingdom of heaven belongs to them!

 

キリスト生活

アダムにある「いのち」で生きていた「古い人」は「霊」が死んでおり、代用として「魂」を肥大化させて生存していた。

キリストを信じ受け入れ救われたとき、アダム系列の「いのち」である「古い人」に死に、キリストの「いのち」で「霊」が生きる「新しい創造」(ガラテヤ6:15)になった。

だが、肥大化した「魂」には、アダムにあった「古い人」の生存方法である「肉」はそのまま残っている。

 

思考において、自分の経験やこの世の知恵ではなく、聖書の御言葉を選択することにより、「肉」の価値基準を放棄し、聖書の提示する価値基準を受け入れること(エペソ4:22-24)、言い換えると、毎日の生活の中で十字架を負い(マタイ10:38)、「肉」に対して死を適用することで、キリストにある新しい価値基準法が魂に上書きされていき、キリストが内側に形づくられる(ガラテヤ 4:19)。

これがキリスト者の成長(Ⅰペテロ2:2)であり、ひとりひとりのキリスト者の成長が組み合わされて「神の成長を成長させられる」(コロサイ2:19)。

 

@すべての身体はこの頭から発して、筋や筋によって支えられ、組み上げられて、

[神の成長を成長する]のである。(田川訳 コロサイ2:19)