@へブル6:1【新改訳2017】
6:1 ですから私たちは、キリストについての初歩の教えを後にして、成熟を目指して進もうではありませんか。死んだ行いからの回心、神に対する信仰、
6:2 きよめの洗いについての教えと手を置く儀式、死者の復活と永遠のさばきなど、基礎的なことをもう一度やり直したりしないようにしましょう。
1⃣キリストについての教え
2⃣死んだ行いからの回心
3⃣信仰
4⃣清めの洗い
5⃣手を置く儀式
6⃣死者の復活
7⃣永遠の裁き
5⃣手を置く儀式
「手を置くこと」についての教え。「手を置く儀式」というのは新改訳の意訳。
「手を置くこと」は「按手」とも呼ばれる。
「手を置く」ということは、「一体化」を意味する。
また「一体化」により「共有」また「転嫁」を表す。
旧約聖書・創世記48:14において、族長ヤコブはヨセフの子を祝福する際に、手をおいている。
旧約聖書・レビ記(3:2他)によれば、いけにえとなる動物に手を置く、ということが教えられている。
旧約聖書・民数記8:10では、レビ人の聖別と任職において手を置いている。
また27:23で、預言者モーセの後継者ヨシュアに手を置いて任命している。
①聖別する(任職する)
@使徒6:3-6【新改訳2017】
6:3 そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵に満ちた、評判の良い人たちを七人選びなさい。その人たちにこの務めを任せることにして、
6:4 私たちは祈りと、みことばの奉仕に専念します。」
6:5 この提案を一同はみな喜んで受け入れた。そして彼らは、信仰と聖霊に満ちた人ステパノ、およびピリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、そしてアンティオキアの改宗者ニコラオを選び、
6:6 この人たちを使徒たちの前に立たせた。使徒たちは祈って、彼らの上に手を置いた。
@使徒13:2【新改訳2017】
13:2 彼らが主を礼拝し、断食していると、聖霊が「さあ、わたしのためにバルナバとサウロを聖別して、わたしが召した働きに就かせなさい」と言われた。
13:3 そこで彼らは断食して祈り、二人の上に手を置いてから送り出した。
@Ⅰテモテ5:22【新改訳2017】
5:22 だれにも性急に按手をしてはいけません。
②いやしを与える
@ルカ伝4:40【新改訳2017】
4:40 日が沈むと、様々な病で弱っている者をかかえている人たちがみな、病人たちをみもとに連れて来た。イエスは一人ひとりに手を置いて癒やされた。
@マルコ伝16:17-18【新改訳2017】
16:17 信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばで語り、
16:18 その手で蛇をつかみ、たとえ毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば癒やされます。
③聖霊と賜物をあたえる(共有する)
@使徒8:14【新改訳2017】
8:14 エルサレムにいる使徒たちは、サマリアの人々が神のことばを受け入れたと聞いて、ペテロとヨハネを彼らのところに遣わした。
8:15 二人は下って行って、彼らが聖霊を受けるように祈った。
8:16 彼らは主イエスの名によってバプテスマを受けていただけで、聖霊はまだ、彼らのうちのだれにも下っていなかったからであった。
8:17 そこで二人が彼らの上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた。
@使徒19:6【新改訳2017】
19:6 パウロが彼らの上に手を置くと、聖霊が彼らに臨み、彼らは異言を語ったり、預言したりした。
@Ⅱテモテ【新改訳2017】
1:6 そういうわけで、私はあなたに思い起こしてほしいのです。私の按手によってあなたのうちに与えられた神の賜物を、再び燃え立たせてください。
参照
@ローマ12:6-8【新改訳2017】
12:6 私たちは、与えられた恵みにしたがって、異なる賜物を持っているので、それが預言であれば、その信仰に応じて預言し、
12:7 奉仕であれば奉仕し、教える人であれば教え、
12:8 勧めをする人であれば勧め、分け与える人は惜しまずに分け与え、指導する人は熱心に指導し、慈善を行う人は喜んでそれを行いなさい。