I.D.F.

Independent Disciple fellowship

初歩の教え4⃣清めの洗い

@へブル6:1【新改訳2017】
6:1 ですから私たちは、キリストについての初歩の教えを後にして、成熟を目指して進もうではありませんか。死んだ行いからの回心、神に対する信仰、
6:2 きよめの洗いについての教えと手を置く儀式、死者の復活と永遠のさばきなど、基礎的なことをもう一度やり直したりしないようにしましょう。

 

1⃣キリストについての教え

2⃣死んだ行いからの回心

3⃣信仰

4⃣清めの洗い

5⃣手を置く儀式

6⃣死者の復活

7⃣永遠の裁き

 

4⃣清めの洗い

新改訳「きよめの洗い」は、新共同訳「種々の洗礼についての教え」、岩波訳「もろもろの洗礼」、ESV「and of instruction about washings,」となっており、複数の洗礼(バプテスマ)を意味する。

 

岩波訳では、キリストの初歩の教えであるヘブル6章を「洗礼」と訳し、ユダヤ教の儀式を指しているヘブル9章では「沐浴」と訳しています。 

@ヘブル6:1-2 岩波訳 
 1:それゆえキリスト(について)の初歩的なことばはあとに残して、完成へと進もう。次のような基礎を再び据える(ようなまね)はすまい。死んだ業からの回心や神に対する信仰、
2:もろもろの洗礼(について)の教えや按手、死者たちの甦りや永遠のさばき(についての教えの基礎)は…。

@ヘブル9:9-10
9:第一の幕屋は現在の時を示す象徴である。(象徴として)供え物や生け贄が献げられるのであって、これらは勤めを果たす人々を(その)内奥の意識まで(も)完成に導くことはできない。
10:食べ物とか飲み物とか、種々の沐浴についての、改革の時まで課せられている肉(体のため)の規定にすぎないのである。

 

 

 

バプテスマとは、布の染色などに使われる用語で、漬ける、浸す、という行為により、一体化すること、変質すること。

 

ギリシャ語「バプト―」漬ける、浸す。

それにより変質することが「バプティゾー」

 

「きゅうりの糠味噌漬け」は、糠味噌にバプテスマされて、きゅうりでないもの=漬物、に変質している。

 

聖書の提示する人間構造は「霊・魂・体」であり、三位一体の創造主ヤハウェエロヒムの「かたち」=「image」に造られている。

 

@創世記1:26【新改訳2017】
1:26 神は仰せられた。「さあ、人をわれわれのかたちとして、われわれの似姿に造ろう。こうして彼らが、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地の上を這うすべてのものを支配するようにしよう。」

 

@Ⅰテサロニケ5:23【新改訳2017】
5:23 平和の神ご自身が、あなたがたを完全に聖なるものとしてくださいますように。あなたがたの霊、たましい、からだのすべてが、私たちの主イエス・キリストの来臨のときに、責められるところのないものとして保たれていますように。

 

人の「霊」は、霊である神を認識し、応答する器官。

人の「魂」は、「知性・感情・意志」を働き、自分と他者を認識し、応答する器官。

人の「体」は、五感を持ち、物質を認識し、応答する器官。

 

それぞれの器官にバプテスマが備えられている。

 

 

①霊:キリストの体に属するバプテスマ

 

@ローマ6:3【新改訳2017】
6:3 それとも、あなたがたは知らないのですか。キリスト・イエスにつくバプテスマを受けた私たちはみな、その死にあずかるバプテスマを受けたのではありませんか。
6:4 私たちは、キリストの死にあずかるバプテスマによって、キリストとともに葬られたのです。それは、ちょうどキリストが御父の栄光によって死者の中からよみがえられたように、私たちも、新しいいのちに歩むためです。

 

@コロサイ2:12【新改訳2017】
2:12 バプテスマにおいて、あなたがたはキリストとともに葬られ、また、キリストとともによみがえらされたのです。キリストを死者の中からよみがえらせた神の力を信じたからです。

 

@Ⅰコリント12:12-13【新改訳2017】
12:12 ちょうど、からだが一つでも、多くの部分があり、からだの部分が多くても、一つのからだであるように、キリストもそれと同様です。
12:13 私たちはみな、ユダヤ人もギリシア人も、奴隷も自由人も、一つの御霊によってバプテスマを受けて、一つのからだとなりました。そして、みな一つの御霊を飲んだのです。

 

ヨハネ4:13【新改訳2017】
4:13 イエスは答えられた。「この水を飲む人はみな、また渇きます。
4:14 しかし、わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。」

 

 

②魂:聖霊バプテスマ

 

使徒2:1-4【新改訳2017】
2:1 五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。
2:2 すると天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。
2:3 また、炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまった。
2:4 すると皆が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろなことばで話し始めた。

 

ヨハネ7:38-39【新改訳2017】
7:38 わたしを信じる者は、聖書が言っているとおり、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになります。」
7:39 イエスは、ご自分を信じる者が受けることになる御霊について、こう言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、御霊はまだ下っていなかったのである。

 

 

③体:水のバプテスマ

イエス・キリストを「救い主」として認め、受け入れた、その信仰の公の表明。

「キリストの体に属するバプテスマ」の現象を、可視的に再現する儀式であり、教会(エクレシア)によって実践される。

 

使徒2:38b【新改訳2017】
2:38 そこで、ペテロは彼らに言った。「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。

 

使徒2:4a【新改訳2017】
2:41 彼のことばを受け入れた人々はバプテスマを受けた。

 

使徒8:35-38【新改訳2017】
8:35 ピリポは口を開き、この聖書の箇所から始めて、イエスの福音を彼に伝えた。
8:36 道を進んで行くうちに、水のある場所に来たので、宦官は言った。「見てください。水があります。私がバプテスマを受けるのに、何か妨げがあるでしょうか。」
8:37 【本節欠如】
8:38 そして、馬車を止めるように命じた。ピリポと宦官は二人とも水の中に降りて行き、ピリポが宦官にバプテスマを授けた。

 

@マタイ伝28:18-20【新改訳2017】
28:18 イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても地においても、すべての権威が与えられています。
28:19 ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、
28:20 わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」

 

 

水のバプテスマは、やがて与えられる救いの完成の予表的行為。

アダム属の「体」が刷新されるときに、「救い」は完成する。

 

@Ⅰコリント15:50ー53【新改訳2017】

15:50 兄弟たち、私はこのことを言っておきます。血肉のからだは神の国を相続できません。朽ちるものは、朽ちないものを相続できません。

15:51 聞きなさい。私はあなたがたに奥義を告げましょう。私たちはみな眠るわけではありませんが、みな変えられます。

15:52 終わりのラッパとともに、たちまち、一瞬のうちに変えられます。ラッパが鳴ると、死者は朽ちないものによみがえり、私たちは変えられるのです。

15:53 この朽ちるべきものが、朽ちないものを必ず着ることになり、この死ぬべきものが、死なないものを必ず着ることになるからです。

 

@ローマ8:13【新改訳2017】

8:23 それだけでなく、御霊の初穂をいただいている私たち自身も、子にしていただくこと、すなわち、私たちのからだが贖われることを待ち望みながら、心の中でうめいています。

 

@ピリピ3:18-21【新改訳2017】

3:20 しかし、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、私たちは待ち望んでいます。

3:21 キリストは、万物をご自分に従わせることさえできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自分の栄光に輝くからだと同じ姿に変えてくださいます。

 

 

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