パン裂きの導き (引用:新約聖書・新和訳・幻冬舎ルネッサンス)
日本語訳の聖書を用いる際、ふたつ以上の翻訳を確認し、その提示する内容を確認することを推奨しております。
その意図に基づき、業界聖書(口語・新改・新共・恊共)と併用してパン裂きを実行するよう、新和訳聖書を引用させていただきました。
新約聖書・新和訳翻訳者様、および関係者様に、感謝申し上げます。
①聖書朗読・御言葉による確認「イエス・キリスト」
@ピリピ2:6-11
6:すなわち、キリストは神の像(かたち)で在(あ)られたが、神と等しく在(あ)ることを固執(こしつ)すべきこととは思い給わず
7:ご自身を虚(むな)しうして下僕の像(かたち)をとり、人間と同じ様となられた。そして人間と同じ姿において現れ
8:ご自身を低うして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた。
9:この故に、神もまた彼を高く引き上げ、あらゆる名に勝る名を賜ったのである。
10:それは、イエスの名において、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべての膝が屈めさせられ
11:あらゆる舌が、「イエス・キリストは主なり」と告白して、栄光を父なる神に帰(き)しまつらんためである。
②聖書朗読・御言葉による確認 「恵みの福音の三要」
@Ⅰコリント15:1-5
1:さて、同朋(きょうだい)たちよ、わたしがあなたがたに宣べ弘めた福音を、ここでもう一度思い起こさせよう。それはまた、あなた方が受け入れ、その内に立っているところのものでもある。
2:わたしが、どんな太言(みことば)をあなたがたに宣べ弘めたか、それを、もし、あなたがたがしっかりと保持して、虚しく信じたのでないなら、あなた方はその福音によって救われる。
3:そもそも、わたしが第一の事としてあなた方に伝えたのは、わたしも受けたことなのである。すなわち、キリストが、聖書どおりに、わたしたちの罪の故に死に、
4:葬られ、聖書どおりに三日目に蘇らされ、
5:そしてケファに現れ、ついで十二人に現れ給うたことである。
③聖書朗読・御言葉による確認「キリスト者の召し」
@Ⅰペテロ2:20-25
20:実際、罪を犯して打ち叩かれ、それを我慢したからといって、何が立派であろうか。だが、善を行って苦難(くるしみ)を受け、それを耐え忍んでいるというのであれば、それは神の嘉(よみ)せられることである。
21:あなた方は、実はそのために召されたのである。というのも、キリストもあなた方のために苦難(くるしみ)を受け、その御足の跡に続くようにと、模範を残して行かれたからだ。
22:彼は罪を犯さず、その口に偽りなかりき。
23:罵られても罵り返さず、苦しめられても脅かさず、正しく裁き給う方にご自身を委ね、
24:自ら、その身において、木の上にわたしたちの罪を運び上げてくださった!それは、わたしたちが罪に死んで義に生きるためである。あなた方は、この方の傷によって、癒やされたのである。
25:まこと、あなた方は羊のように彷徨(さまよ)っていたが、今は、あなた方の魂の牧者であり監督者であられる方の御許(みもと)に戻って来たのである。
④聖書朗読・御言葉による確認「キリストにあるいのち」
@ヨハネ伝6:53-58
53:そこでイエスは彼らに言われた、「わたしは真(まこと)をもってあなた達に言う。あなた達が人の子の〈肉〉を食べず、その〈血〉を飲まないなら、あなた達はあなた達自身の内に太命(いのち)をもたない。
54:わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠の太命(いのち)をもつ。わたしは終わりの日にその者を甦らせるであろう。
55:わたしの肉は真(まこと)の食べ物、わたしの血は真(まこと)の飲み物だからである。
56:わたしの肉を食べ、私の血を飲む者は、私の内に留まり、わたしもまたその者の内に留まっている。
57:生ける父がわたしを遣わし、わたしが父によって生きているように、わたしを食べるその者も、私によって生きるであろう。
58:これは天から降って来たパンであって、父祖たちが食べて死んだようなものではなく、このパンを食べる者は永遠(とこしえ)に生きる!」
⑤聖書朗読・御言葉による確認「パン裂きの意味」
@1コリント11:23-26
23:わたしは、次の事は主から受けたのであり、それをあなた方にも伝えたのである。すなわち、主イエスは、その引き渡され給いし夜、パンを取り、
24:感謝してから、それを裂き、そして言われた。「これは、お前たちのためのわたしの体である。わたしを思い起こすために、これを行え。」と。
25:また、食事の後、杯も同じようにして、言われた。「この杯は、わたしの血による新しい契約である。飲む度に、わたしを思い起こすために、これを行え。」と。
26:実に、あなた方は主の来たり給う時まで、このパンを食べ杯を飲む度に、主の死を告知しているのである。
*パン&杯の配布
⑥感謝と宣言の祈り
流された血潮による罪の赦し(複数形の罪「sins」の赦免)
裂かれた御体によるいやし
キリストにある、共なる死、葬り、復活(単数形の罪「sin」への処理)
主が再び来られることの待望
*パン&杯の受領
⑦聖書朗読・御言葉による確認「キリスト者の共なる死」
@ガラテヤ2:19-20
19:わたしは、神に生きるために、律法によって律法に死んだ。私はキリストと共に十字架につけられてしまっている。
20:もはや、わたしが生きているのではない。キリストがわたしの内に生きておられるのである。わたしが今、肉にあって生きているこの太命(いのち)を、わたしは、わたしを愛し、わたしのためにご自身をお与えくださった神の御子の信によって生きているのである。
⑧聖書朗読・御言葉による確認「キリスト者の生命」
@コロサイ3:3ー4
3:実に、あなた方は死んで、あなた方の太命(いのち)はキリストと共に神の内に隠されているのである。
4:そして、あなた方の太命(いのち)なるキリストが顕(あら)われ給う時、その時こそ、あなた方もキリストと共に、栄光の内に顕わされて来るのである。
⑨聖書朗読・御言葉による確認「アダム属の存在〈古い人〉の処置」
@ローマ6:4-8
4:それ故に、わたし達は、死へのバプテスマを通してキリストと共に葬られたのである。それは、キリストが父の栄光を通して死人の内から蘇らされたように、わたし達もまた、新しき太命(いのち)の内に歩むためである。
5:なぜなら、もし、わたし達がキリストと結びつけられて、その死の様と等しくなっているのであれば、その甦りの様にも等しくなるであろうから。
6:わたし達は、わたし達の〈古き人〉がキリストと共に十字架につけられたのは、この罪の体が滅ぼされて、もはや罪の奴隷となることのないためであるということを知っている。
7:それは、死んだ者は罪から解放されているからである。
8:もし、わたし達がキリストと共に死んだのであれば、また、キリストと共に生きることになると信ずる。
6:*滅ぼされる:無効・無力
⑩聖書朗読・御言葉による確認「古い人の生存方法〈肉〉の処置」
@ ガラテヤ5:19ー25
19:肉の業は明白である。すなわち、淫行、不浄、好色、
20:偶像礼拝、呪術、敵意、争い、嫉妬、怒り、党派心、分裂、分派、
21:嫉み、泥酔、宴楽、およびその類である。それらについては、前にも言ったように、今また前もってあなた方にいうが、こういう事を行う者が神の御界(みくに)を受け嗣ぐことはないのである。
22:これに対して、御霊の実は、愛、欣喜(よろこび)、平安、寛容、慈愛、善意、誠実、
23:柔和、自制であって、これらと対立する律法はない。
24:今や、キリスト(・イエス)の有(もの)となった者は、その肉を、もろもろの情と欲と共に十字架につけてしまったのである。
⑪聖書朗読・御言葉による確認「キリスト者の存在位置」
@エペソ2:4-6
4:しかるに、憐みに富み給う神は、わたし達を愛してくださった大いなる愛の故に、
5:諸々の罪過によって死んでいたわたし達をキリストと共に生かし、
――あなた方が救われているのは恩恵(めぐみ)による――
6:キリスト・イエスにあって、共に蘇らせ、共に天上で座に着かしめ給うたのである。
⑫聖書朗読・感謝と祝福
@ヘブル人への手紙13:20-21
20:願わくは、永遠の契約の血による羊の大牧者、われらの主イエスを死人の内より引き上げ給いし平安の神が、
21:その御旨に可(よし)とされるところを、イエス・キリスト通してわれらになし給い、その御意(みこころ)を行ない給わんがために、すべての善きものにおいて、あなた方を整え給わんことを。栄光、〈世々〉限りなく、イエス・キリストにあらんことを、アーメン。